最近自室の模様替えを考えていますが、家具を買い換えるついでに自作スピーカーも新たなエンクロージャーを作るため計画中です。
現在使っているのは故長岡氏設計のD-80というエンクロージャーを自作したもので、ユニットはFOSTEXのFE126Eを入れています。
D-80というのは添付した画像のような設計になっています。
長岡氏の作例の中ではマイナーな部類に入るようです。
このエンクロージャーは奥行きが小さいという意味では設置しやすいのですが、幅が大きくテレビの購入を検討するにあたって引っかかる点になったのと、このレイアウトにより音道が短くなっていて、FE126Eと合わせるのであればよりホーン長が長い設計の箱の方が適切だと考えられるからです。
次回作は、今より幅はコンパクトに、奥行きは多少大きくなってもBHとしてはスリムな範囲にという考えで、いろいろ検討してみました。
そこで面白そうな作例を見つけました。
「スタガード・バックロードホーン」という方式です。
空気室から短・長の別々の音道に繋がっている設計になっています。
ホーン長が異なることで、ピークとディップの位置も異なることから、よりフラットな特性が得られるというのがこの方式の狙いのようです。
12cm用の作例もいくつかありました。
前面開口
http://eco-speaker.sblo.jp/article/88021733.html
底面開口
http://eco-speaker.sblo.jp/article/88123856.html
背面開口
http://eco-speaker.sblo.jp/article/88277132.html
ホーン長は短い方が180cm、長い方が243cmと長くとられているので、FE126Eとの組み合わせにも良さそうです。
サイズは幅220mm、奥行き270mm、高さ900mmと、バックロードホーンとしてはコンパクトなのが嬉しいです。